2018年08月27日

職務経歴書の書き方をわかりやすく解説(記入例有)

職務経歴書の謎を紐解く書き方大解剖(アイキャッチ)

持ち物に「職務経歴書」!?

スマートフォンに届いたメールの通知。何だろう?とのぞいてみると、先日応募した企業からの面接案内。

「持ち物:履歴書、職務経歴書」

「職務経歴書って何?」と焦ってしまったひと、いませんか?そんなあなた、大丈夫です!これから「職務経歴書」の謎を紐解いていきましょう。

職務経歴書とは?

面接の持ち物に記載されていた「職務経歴書」。そもそもこの書類、いったいどんな書面なのでしょうか?
職務経歴書とは、自分が今までに経験してきた会社でのポジションや仕事内容を取りまとめた書面のことです。履歴書では記載しきれない具体的なキャリアの説明と、自分自身をアピールするためのものとして使われます。転職時の書類選考や面接において、履歴書と共に提出を求められることが多いです。

今までの仕事内容や成果を記載する職務経歴書を作成するためには、自分が行ってきた仕事を、改めて振り返ることが必要です。どんな業務を行ってきて、どう成長できたのか…「入社前には無かったスキルが、業務を通じて身についた!」など、自分自身の新しい発見があるかもしれません。

職務経歴書ってなんで必要なの?

「それなら履歴書があればいいじゃん!」そう思う人、たくさんいそうですね?では一体、どうして職務経歴書が必要なのでしょうか?

職務経歴書の謎を紐解く書き方大解剖(廻込1)転職時の書類選考や面接で、企業の採用担当者は、応募者であるあなたの職務経歴書から、今までの仕事の成果、実績を見ています。書かれている内容からは、入社後に活かせる経験を読み取ります。書面の仕上がりからは、書類作成のスキルを測るなど、細かくチェックしているのです。面接時に聞かれる転職目的や自己PR、プレゼンテーション能力と合わせて、入社後、どのくらい活躍してくれるのか、全体を通じて判断します。

このように、転職時の選考過程において、「職務経歴書」は、履歴書や面接同様、すごく重要な書類なのです。

職務経歴書の書き方

転職活動の重要書類である「職務経歴書」、いったいどのように作ればよいのでしょうか?求人情報サイト「マイキャリア」で公開されている書き方のサンプルをもとに、さっそく作成してみましょう!

職務経歴書の記入例(事務職)

職務経歴書記入例_事務

職務経歴書記入例_事務2

職務経歴書の記入例(事務職)のダウンロードはこちらから

「職務概要」で経験を要約

まずは、「職務概要」。「職務経歴書」の中で、最初に見られる項目です。ここには、今までの経験を要約して記載します。一般的に3~4行程度。どんな会社で、どのくらいの期間、どのような職種を担当していたかを簡単にまとめます。

「会社履歴」に所属会社を

そして「会社履歴」。勤務していた企業名、それぞれの勤務期間を記載します。

「業務経歴詳細」は文字通り詳細に

本丸は「業務経歴詳細」。この欄では、勤務していた企業の情報(設立、事業内容、資本金、従業員数)、行ってきた業務内容やそこでの成果をまとめます。成果を記載する際は、具体的に数字で表すと、より伝わりやすくなります。例えば、売上前年比〇〇%向上や、営業成績△△位にアップなど。客観的な数字での評価は、採用担当者の印象としても残りやすく、入社後の活躍をイメージさせるために有効です。

「資格取得」は正式名称を

保有している資格は、「取得資格」に記入します。資格の名称はもちろん、取得年月を記載します。特に応募した業務に活かせる資格であれば、忘れず必ず記載しましょう。

「自己PR」に思いを込めて

「自己PR」は、応募先で活かせる能力を、存分にアピールする項目です。今まで培ってきたスキル、経験から、応募先企業で貢献出来る点や、その熱意を伝えます。周囲からの評価などを記載する場合は、出し惜しみせず、具体的なエピソードを添えて記載するとよりイメージしやすくなります。サンプルにもあるように、「こんな言葉をかけてもらった」、「こんな出来事があった」など思い出してみてください。その結果、こんな成績を残した、転職先ではこのスキルを活かしたい、こんな事に挑戦したい、という流れで、ストーリーを考えてみましょう。文章を通じ、あなたの意欲的な姿勢を魅せることが重要です。

職務経歴書を書く際はA4用紙2枚~3枚程度にまとめる

「職務経歴書」は、A4で2枚程度、多くても3枚までにまとめるのが一般的です。ただし、これはあくまでも一般的な話。経験によってはたくさんのページが必要になる場合もあるでしょう。そういった際も、全ての職歴を同様に細かく記載する必要はありません。転職先に活かせる経験は濃密に、関連性の薄い経験は少なめにと、メリハリをつけて作成するよう、心がけてください。

職務経歴書の書き方のポイント

ここまでくれば「職務経歴書」もだいたい完成。最後に書類選考の通過させるためにひと工夫。まずは、作成した職務経歴書を印刷して…自分で書面を見て、どう感じますか?見た目に「きれい」、「読みやすそう」は大前提です。その上で、下記項目をチェックしてみましょう!

□行頭の位置がそろっているか
□字の大きさ、フォントはそろっているか
□その企業にどの期間いたのか分かるようになっているか
□見出しや改行は適度に行われているか
□1行あたりの文字数が多すぎないか
□誤字脱字がないか
□余白が空きすぎor狭すぎになっていないか

自分で完璧と思っていても、改めて確認すると、修正すべき部分が結構見つかるものです。実際に提出する前には、何度も確認してみることが大切です。また、友人など第三者に確認してもらうと、更に新しい発見があるかもしれませんよ。

転職を考えていない人も職務経歴書を書いてみるのがおすすめ

ここまで見てきた「職務経歴書」。実際に転職するときにだけ必要になるものなのでしょうか?あえて言います!「転職は考えていないから関係ない~」という人も作ってみることをおすすめします!

それはなぜかって?

もしあなたが、急に「転職したい!」と思ったとき、普段から業務の棚卸しをし、職務経歴書を作成しておけば、すぐに行動を起こせるからです。

職務経歴書の謎を紐解く書き方大解剖(廻込4)また、転職をしない場合でも、職務経歴書を作ることで、今まで何を行ってきて、どんなスキルが身についたのか、改めて考えるきっかけにもなります。もしも明確にやりたい事があるなら、上司に相談するいい材料になるはずです。
「今までこういう事を行ってきました。これからは、このスキルを活かして、もっとこの分野でがんばりたい!」
と熱意をもって伝えることで、部署移動や業務転換を考えてもらえるかもしれません!?

職務経歴書をきっかけに、転職見据えて求人に応募するもよし、今の仕事を改めて振り返るもよし。職務経歴書を作ったことがない人は、まずは、作成してみてはいかがでしょうか。

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