2016年08月30日

今すぐできる!個人情報保護対策5選

流出その前に!今すぐ出来る個人情報保護対策(アイキャッチ1)

はじめに

マイナンバー制度の導入から更に個人情報への関心は高まる昨今。「○○会社の△△情報流出事件」など、個人情報流出に関する事件も後をたたず。企業の謝罪会見をニュースで目にしたことも、記憶に新しいのではないでしょうか。ひと言に個人情報を守ると言っても、自分ではどうすればいいのか?個人情報の流出は、もはや防げないものでしょうか?今回は、個人情報を守るために最低限意識したい項目をお伝えします。

そもそも個人情報の定義とは?

まずは。個人情報の定義。個人情報とは、、、

「個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などによって特定の個人 を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それによって特定の個人を識別することがで きることとなるものを含む。)」

とあります。つまり、その情報を知る事で「何処の誰」の事か特定できるものすべてが個人情報と定義されています。ポイントカードや会員カードを作る、仕事に応募する、物を送る…etc。あらゆるシーンで個人情報の提示を求められる事が多い日常。個人情報が流出しないためにはどんな事に注意するべきなのでしょうか。

参考)よくわかる プライバシーマーク制度(一般財団法人日本情報経済社会推進協会:JIPDEC)

今すぐできる!個人情報保護対策5選

①個人情報提出時にしっかり利用目的・提出項目を確認!

サービスの提供を受けるために個人情報を提出しなければならない場合、自分の個人情報を預けるにあたって信用できるかどうか、自分で判断しなければなりません。個人情報の利用目的をきちんと事前に提示しているか、Pマーク(個人情報に対して適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者の認定)を取得しているかなどが、判断基準になります。また、登録する項目も、必須項目以外の任意の箇所に関しては、本当に情報を提供する必要があるか、判断してから提供するようにしましょう。

②SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用時!

流出その前に!今すぐ出来る個人情報保護対策(廻込1)もはや生活の一部になっている節もあるSNS。このSNSの設定で、自分のいる位置情報を公開してしまうケースがあるんです。公開範囲を友人にしている場合は、自分の知人にだけ公開されているのですが、全体にしている場合、知らない人も情報が閲覧できるので注意が必要です。特にFacebookは本名、フルネームで登録している人も多く要注意。顔写真も載せていれば完全に誰のことなのか分かってしまいますね。住んでいるところが突き止められてしまったり、ストーカー行為に遭ってしまう前に対策をしておきましょう。今一度、公開範囲などを確認して、全体にしている場合は位置情報などを投稿する場合、全体に見られているということを意識するようにしましょう。

③何気ない駅や公園など公共の場での会話!

たくさんの人がいる公共の場で、個人情報の口にしてしまうことはありませんか?これは意識しない人が多いかもしれません。例えばお店の予約電話をするとき。名前と連絡先を聞かれます。それを答える時だって注意が必要。誰が聞き耳を立てているかはわかりません。名前や連絡先といった個人情報を含む会話は、できるだけ自分しかいない空間や、自分の声が聞こえる範囲に他の人がいない場所でかけるようにしましょう。

また、カフェや電車で履歴書など個人情報ギッシリの書類を見たり、記入したりは基本的には避けたほうが無難。どうしてもという時は記入部分以外を物で隠すなど工夫をしてみましょう。住所から生年月日、氏名、就業先の企業名まで、個人情報だらけの履歴書には細心の注意が必要です。

④実に覚えの無いDM!開けない・返さないを徹底!

誰もが知っている大手企業や有名企業を名乗って、個人情報を聞きだそうとするメール被害が発生しているとの事。「氏名、住所を記載のうえご返信ください」など巧みな文句で個人情報を聞きだそうとしているとか。ときには、警察を名乗る場合もあるので改めて注意が必要です。メール、電話、直接訪問などあらゆる手段でコンタクトをとり、個人情報を取得しようとする悪質なケースは事前の意識で撃退できます。

さらに、こんなケースもあるとの事。驚きです。もはや宅急便も信用することが難しい時代…。

⑤パソコンやスマートフォン、セキュリティソフトを導入していない!更新していない!

流出その前に!今すぐ出来る個人情報保護対策(廻込2)もはや日常生活には欠かせないパソコンやスマートフォン。はじめは万全を期してセキュリティソフトを導入していても、うっかり忘れて更新期限切れになっていませんか?ネットショッピングなどで入力する個人情報、クレジットカード番号など、悪意のあるプログラムから流出してしまう可能性大です。ネットショッピングをしないという方も、パソコン内にあるあらゆる個人情報が、悪意のあるサイト閲覧だけで盗まれる可能性もあるので注意しましょう。ノーセキュリティだとそういった悪意から守る術がありません。しっかりとセキュリティソフト導入し、更新期限の確認は怠ることのないようにしていきましょう。

個人情報漏洩?疑わしきときの個人情報保護対策

個人情報の価値が高まっている昨今、悪の手はあらゆるところから伸びてきているのも事実。自分が気遣いないところで、個人情報が流出しているなんてことがあっても不思議ではありません。トラブルの防止には予防と合わせて適切な対処が不可欠です。「個人情報流出か!?」と思った際の対処方法を整理しましょう。

その情報はどこから手に入れた?

たまに身に覚えの無いダイレクトメールやセールス電話が入ったりします。そんなときは冷静に、どこから自分の個人情報を入手したかを確認してみましょう。その上で、連絡が不要であれば、手に入れた自分の個人情報を削除するよう、明確な意思表示をすることが大切です。もちろん、相手の会社名や名前もしっかり確認しておくことは、言うまでもありません。また、個人情報を取得するため、家族構成や家族の連絡先まで聞いてくる迷惑メールもあります。自分だけでなく、家族への周知したり、話し合ったりして、お互いに注意していく必要がありそうです。

便利な世の中は個人情報の提供も不可欠

流出その前に!今すぐ出来る個人情報保護対策(廻込3)インターネットサービスを中心に、以前では考えられなかったような便利なサービスが出てきています。世の中の様々な便利なサービスを受けるためには、個人情報を提供が必要になることも少なくありません。繰り返しになりますが、情報提供する先をきちんと確認し、提供先の個人情報取扱同意書にしっかり目を通した上で、必要最低限の情報を提供するようにしましょう。昨今、個人情報を受け取る企業側の意識も高まっているため、必要以上に怖がらなくても大丈夫。とはいえ、悪質業者が存在するのも紛れのない事実。もし不審に思った点などがあれば、個人情報保護に関するお問合せ窓口に連絡して確認しましょう。

便利なサービスを最大限に活用しながらも、大きな被害に遭わないよう、しっかり自分の個人情報は自分で守っていきたいところです。もう利用しないサービスであれば退会する、個人情報削除依頼をするなど、定期的に個人情報の整理をするようにしましょう。


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