世の中景気が良くなったとはいえ、どんどん数が増えてる「正規雇用」でない働き方!その代表例は、「派遣」と「アルバイト(パートタイム)」。いずれも期間を定めて雇用される働き方。実はこのふたつの働き方、近年どんどんその数を増殖中。とはいえ、いったいこのふたつ、実際どこが違うのか??改めてのその違いを徹底研究!
「派遣」と「アルバイト」。そもそもなにが違うんだ?そんなときにはウィキペディア!
まず「派遣」。
「派遣元となる人材派遣会社に登録している者を、派遣先(取引先)となる事業所へ派遣して、かつ派遣先担当者の指揮命令のもとで労働サービスを提供する雇用形態。」
そして「アルバイト」。
「期間の定めのある契約に基づき雇用される従業員を指す俗称。」
なんだか小難しくてわかんない。よくわかんないからこそ、いろいろな角度からその違いを徹底調査!”
■派遣 :「派遣会社」が雇う
■アルバイト:「はたらいている会社」が雇う
派遣であなたを雇うのは派遣会社。でもはたらくところは派遣先。アルバイトは「はたらいている会社」が雇う。直接雇用で派遣は間接雇用。雇われる会社とはたらく会社が違うのが派遣の特徴。ここのところが、派遣とアルバイトの最も大きな違いかっ!
■派遣 :「派遣会社」にもらう
■アルバイト:「はたらいている会社」にもらう
アルバイトのあなたは自分が実際にはたらいている会社から直接お給料をもらう。一方派遣のあなたは派遣会社がお給料払ってくれる。アルバイトも派遣もお給料は雇い主が払うが大原則。
■派遣 :「派遣会社」と契約する
■アルバイト:「はたらいている会社」と契約する
派遣もアルバイトも共におんなじ契約社員。だから、契約相手は違えど、派遣もアルバイトも契約をする。雇い主とあなたで雇入契約を結びます。この契約で仕事の内容や給与額、働く期間(雇入期間)などを決める。派遣もアルバイトも契約で定められた期間・な内容で仕事をするのはおんなじだ。
■派遣 :「社会保険」も「雇用保険」も「有給休暇」もついてくる
■アルバイト:「社会保険」も「雇用保険」も「有給休暇」もついてくる
はたらくあなとの強い味方、福利厚生。はたらくひとは全て、要件を満たせば社会保険や雇用保険に入る。そして、雇われている限り、有給休暇だってもらえる。たまに「きみ、アルバイトだから有休ないよ!」なんて声を耳にするけど、派遣もアルバイトも「労働者」である限り、有給休暇はもらえちゃう。
「派遣」と「アルバイト」、働くひとの数が多いのはどっち?2014年2月、総務省統計局が発表した2013年分の労働力調査の結果を見てみよう。
■派遣 :116万人
■アルバイト:1,320万人
なんと驚くべき結果!圧倒的大差で「アルバイト」の勝利!「派遣」の人数は、「アルバイト」の足元にも及ばない現実。
ここまで見てみると、どうやら「派遣」も「アルバイト」もおんなじ契約社員の形態ようだ。契約も結ぶし、保険や有休もついてくる。そんなに違いはないらしい。それならどっちを選んでもおんなじじゃん。学生時代から馴染みのあるのはアルバイト。派遣ってなんだかわからなかった。でももう大丈夫!そんなに違いはないんなら、派遣のシゴトも考えてみようかな。
最後にひとつだけ教えます。「派遣」と「アルバイト」の給料。一般的には、派遣のシゴトの方が給料は高いものが多いみたい。「派遣」では即戦力として働くことを期待されるものが多いらしい。でも、中には高時給のアルバイトもある。