この記事は「新卒の残業時間はどれくらいあるの?」と気になっている方向けです。
今回は、新卒の残業時間の平均値から、新卒社員の残業が始まる時期、残業するメリット・デメリットまで紹介します。
就活中の学生や、残業時間が気になっている新入社員の方はぜひ参考にしてください。
目次
新卒1年目の平均残業時間は、2017年のソニー生命保険とネットエイジアの調査によると平均16.6時間となっています。
これは、1日30分~1時間程度の残業をしている計算です。
「残業1~10時間未満」の人が最も多く(約27%)、残業なしの人は約18%です。
繁忙期の平均残業時間は27.3時間。
「残業1~10時間未満」の人が最も多く(23%)、残業なしの人は約13%に減っています。
※残業時間は業界や会社ごとに大きく異なるため、志望企業ごとに残業時間は調べておきましょう。
厚生労働省の2023年12月の調査で、業界全体の平均残業時間は13.9時間となっています。
最も残業が多い業界は「運輸・郵便業界」の27.5時間。
最も残業が少ない業界は「医療・福祉業界」の6.7時間です。
業界によって20時間近く差があることがわかります。
出典:「毎月勤労統計調査 令和5年12月分結果速報(厚生労働省)」の一般労働者を参照
1日8時間・1週40時間以内の労働を法定労働時間と言い、労働基準法で定められています。
会社の労使で36協定が結ばれている場合に法定労働時間を超える労働(残業)が可能となり、残業時間の上限は1月45時間・1年360時間までと決まっています。
また、36協定に緊急性の高い仕事やクレーム対応などへの対応として特別条項を定めている場合でも、残業時間の上限は1月100時間未満・1年720時間以内・複数月平均80時間以内までと決まっています。
参考:36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針(厚生労働省)
新卒入社後3か月~半年くらいで残業が発生する可能性があります。
新卒の場合、多くの会社では入社してから1~3か月程度はビジネスマナーや社会人としての基礎を学ぶ研修期間です。
この研修期間中は残業がないことがほとんどです。
その後、正式に配属先が決まりOJT研修や実務が始まると、残業が発生してきます。
新卒で残業するメリットとして以下のことが挙げられます。
20代のうちから早く成長したい人、収入を増やしたい人などには残業はメリットになります。
一方で、新卒で残業するデメリットとして以下のことが挙げられます。
残業をするとプライベートの時間が減るのでワークライフバランスが取れなくなることや、あまりにも残業時間が多いと健康面の不安が出るなどがデメリットです。
残業時間を調べるには以下の方法があります。
新卒の平均残業時間は16.6時間であり、1日あたり30分~1時間程度。
業界によってもかなり差があることを紹介しました。
また、残業することで早く成長できたり収入が上がるメリットがある反面、残業時間が増えるとワークライフバランスが崩れるなどのデメリットもあります。
なので、就職・転職時には自分の仕事観に合う業界・会社を選ぶことが大切です。
日本リックのジョブ型採用の特徴は、①事務・営業・ITエンジニアの3つの職種が選べる、②転勤なし、③ジョブローテーションなし の3つ。
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