2018年10月31日

家庭で、職場で、抑えられないイライラ感情撃退法

家庭で、職場で、抑えられないイライラ感情撃退法(アイキャッチ)

止まらない「イライラ」!どう向き合う?

仕事中、ついちょっとしたことでイライラ…。イライラしていると、何となく周囲にもイライラが伝わって、悪くなる空気…。そして、ほとぼりが冷めたころ、襲ってくる大きな後悔。

「う~ん、なんであんなにイライラしてしまったんだろう…。」

イライラして良いことなんて、ひとつもないんです。でも人間だもの、イライラしちゃうときだってありますね。もし、その「イライラ」をコントロールできたら…。あるんです、その方法。今回は、誰でも出来るイライラコントロール方法を学んでいきましょう。

目次


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なぜイライラするのか

そもそも、「イライラ」の原因って?

あなたはどんなときにイライラしますか?楽しいとき?それとも悲しいとき?違いますね。楽しいときはワクワクですし、悲しいときはシクシクです。でもイライラするときは…そう、怒ってるとき!どうやらイライラの裏には「怒り」があるんです

イギリスのセラピスト、クリス・フィンチによると、「怒り」には6つの原因があるといいます。

家庭で、職場で、抑えられないイライラ感情撃退法(廻込1) 
1.個人的な目標の喪失
2.ストレス
3.恥
4.必要なのに手に入らない物事
5.私的な空間の侵害
6.影(他人の振る舞いを見て、自分自身の中に隠されている嫌な部分に気付く事)

思い当たる節はありますか?確かに一つひとつを確認すると納得出来る部分も。イライラをコントロールするには、その原因である「怒り」を知ることが大切。

「なんでイライラしてしまっているのだろう・・・」

そう思ったら、その原因を考えてみる。そうすることで、熱く怒りに満ちた自分も、冷静な気持ちを取り戻すことが出来そうです。

「怒り」の根本、「一次感情」とは?

なぜ人は「怒り」という感情を持つのでしょうか?「怒り」は「二次感情」といわれ、その裏には、「一次感情」という怒りの原因となる感情が隠れています。一次感情には、「心配」、「不安」、「悲しみ」、「寂しさ」、「恐怖」、「落胆」などが挙げられます。こうした一次感情が、二次感情である「怒り」へと変わっていくのです。

ここでふたつの事例から怒りを呼び起こす一次感情を考えてみます。

例1)子供に対する母親の「怒り」

子供が信号を無視して、道路に飛び出しそうになりました。それを見ていた母親は、「なにやってんのー!!信号は青になってから渡るの!よく見なさい!!」と大声で怒り、叱ります。街で見かけることが少なくないこのシーン。母親が子供に怒ることはよくありますが、この「怒り」は、「心配」という別の感情(一次感情)から生まれています。

例2)部下に対する上司の「怒り」

家庭で、職場で、抑えられないイライラ感情撃退法(廻込2)会社でのシーン、部下が上司に仕事の進め方を聞いています。すると上司は、「この前も教えただろう!何度言ったら分かるんだ!!」と怒り出します。表面的には「怒り」に満ち溢れた上司の一次感情には「落胆」が挙げられます。「せっかくこの前教えたのに、覚えていなかったのか…」という気持ちが「怒り」へと変わっています。

「怒り」「イライラ」をマネジメント!?アンガーマネジメントって?

そんな日常生活のあちこちで顔を出す「怒り」や「イライラ」。コントロールして上手に付き合いたいものです。でも、コントロールなんてできるのでしょうか?実は出来るんです!「怒り」をコントロールするトレーニングもあります。その手法を「アンガーマネジメント」と呼びます。アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれたとされている、「怒り」の感情と上手に付き合うための「心理教育」、「心理トレーニング」。講座や研修も開催されるほど注目されている「心のコントロール術」のひとつです。

やってみよう!アンガーマネジメントで怒りのコントロール3選

そんな便利な方法があるのなら、早速試してみたい「アンガーマネジメント」。もしあなたが、職場で、家庭で、電車の中で、「怒り」や「イライラ」に遭遇したら、迷わずチャレンジ!すぐに試せる「怒りのコントロール方法」をご紹介します!

怒りが持続する時間は「6秒」

もしあなたが「イラッ」ときたら…怒りに任せて怒鳴る、暴力に出るその前に、深呼吸をして「6秒」待機!とにかく「6秒」グッと我慢…いつの間にか気付かぬうちに心が少しずつ穏やかに…怒りのピークは6秒間といわれています。

その怒りは10点満点でいうと何点?

もしあなたが「ムカッ」ときたら…今の怒りは10点満点でいうと何点ですか?と自問自答。満点の怒りを絶対的な怒り、今までの人生で一番の怒りとして、今の怒りが何点くらいか考えてみます。そうしてみるとあら不思議…たいした点数じゃなかったな…。さっきまで怒りに満ちていた自分も、客観的な分析で冷静さを取り戻すことが出来ます。

自分の中の常識「○○すべき」を手放す

家庭で、職場で、抑えられないイライラ感情撃退法(廻込3)「電車は整列して順番に乗車するべき」、「会社には始業の15分前には出勤してくるべき」など、「〇〇するべき」という自分の中にある常識を他人が破った時、怒りを感じます。この自分の常識を裏切る誰かが現れるとき、「なんであいつは分からないんだ!」と怒りの感情が芽生えます。この自分の中の常識“べき”を、ある程度許容範囲として広く持っていると、「怒り」を感じるシーンが格段に減っていきます。

「怒り」は抑えずうまく付き合う

いかがでしょうか?どれもすぐに実践できそうじゃありませんか?巷にあふれるニュースを見ても、怒りを抑えきれず、事件になってしまう事例をよく見かけます。「怒り」は人間誰にでも生まれる日常的な感情。だからこそ、「怒り」抑えるのではなく、「怒り」とどう向き合って、どう付き合っていくかが大切です。仕事中の、日常生活の中で生まれるささいな「イライラ」を爆発させる前に、試してみたいアンガーマネジメント。イライラしてきたっ!というあなたは、まずは「6秒」、たった「6秒」、深く深呼吸をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

(引用・参考サイト)
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントとは?今すぐ怒りを抑える5つの方法~離婚弁護士ナビ~
怒りを管理するアンガーマネジメントとは~アンドプラス~

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