2023年01月26日

試験監督とは?仕事内容、給料、メリット・デメリットなど詳しく解説

試験監督とは?仕事内容、給料、メリット・デメリットなど詳しく解説

はじめに

この記事では人気試験監督の仕事について詳しく解説します。

試験監督とは?から、仕事内容、給料、求められる適性やスキル、試験監督で働くメリット・デメリットまでを分かりやすくまとめています。

この記事を読めば試験監督の仕事が具体的にイメージできるはずです。

試験監督の仕事に興味がある人はぜひ最後までご覧ください。

目次

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試験監督とは

試験監督とは

試験監督とは、資格や模試、入学試験などの試験を運営する仕事です。

試験を時間通りスムーズに進行できるように、また、不正が起こらないように監督します。

試験監督の仕事は学生からシニアまで幅広い年齢層に人気です。

試験監督の仕事内容

試験監督の仕事内容は試験の運営業務全般です。

試験会場の設営から始まり、試験当日の運営、試験終了後の片付けまでを行います。

試験開始前は、最寄り駅から試験会場まで受験者を誘導したり、試験会場内で受験者の受付や試験室の案内をします。
試験開始直前には、注意事項のアナウンスや、問題用紙と解答用紙の配布を行い、試験中は本人確認や時間管理、見回りを行います。
試験終了後は、解答用紙を回収して枚数を数えます。
全ての試験が終了したら、会場の撤収作業を行います。

それでは、実際の試験業務の流れに沿って説明します。

1. 試験会場の設営

試験会場の設営

試験が行われる試験室と試験会場の設営を行います。
試験室の入口に試験室番号を貼ったり、受験者が座る机と椅子のレイアウトを変更する、机に受験番号シールを貼る、黒板に試験科目を板書する、試験会場内に看板を設置する、などの準備をします。

・試験室の入口に試験室番号を貼る
・試験室の机と椅子のレイアウト変更
・机に受験番号シールを貼る
・黒板・ホワイトボードに必要事項を板書する
・試験会場内に看板を設置する など

※試験会場になる場所は学校、試験センター、貸し会議室など試験ごとに異なります

2. 試験前の案内・誘導

試験開始前は受験者を試験会場まで誘導したり、会場内で試験室の案内を行います。
受験者の受付や、試験の概要や流れなど試験に関するガイダンスをすることもあります。

・最寄り駅から試験会場までの誘導
・試験会場内で試験室を案内
・受験生の受付
・試験の流れに関するガイダンス など

3. 試験開始直前~試験中

受験生が着席し、試験開始直前になったら、注意事項のアナウンスや、問題用紙と解答用紙の配布を行います。
試験開始後は、試験時間の管理、出欠人数の確認、受験票の本人確認、試験室内の見回り、不正行為が起こらないように監視を行います。

・注意事項のアナウンス
・問題用紙と解答用紙の準備、配布
・試験時間の管理
・出欠人数の確認
・受験票の本人確認
・試験中の見回り
・カンニング等の不正が起きないように監視 など

4. 試験終了後の業務

試験終了後は解答用紙を回収し、解答用紙の枚数を数えて出席者全員分の解答用紙が回収できていることを確認します。
全ての試験が終了した後は、机と椅子を元の位置に戻したり、黒板の板書を消す、忘れ物がないか確認する、会場内に設置した看板を撤去する、など、原状復帰を行います。

・解答用紙の回収&枚数確認
・机と椅子を元の位置に戻す
・黒板(ホワイトボード)の板書を消す
・忘れ物がないかの確認
・会場内の看板類を撤去する など

試験監督の役割分担

試験監督の役割分担

試験監督の仕事は業務ごとに役割分担して行われます。

よくあるのが次の4つの役割です。

1. 主任監督
2. 試験監督
3. 案内係
4. 運営本部の業務

※呼び方は試験ごとに異なります

順番に説明します。

1. 主任監督

主任監督は担当の試験室内のリーダーです。

通常、1つの試験室に主任監督が1名と試験監督が1名~数名配置されます。
主任監督がリーダーとなり試験監督に指示を出し、協力して担当試験室の試験を運営します。

主任監督は主に試験開始直前の注意事項のアナウンス、試験の開始時刻と終了時刻の管理、出欠人数確認、試験中の監視、遅刻者対応などを行います。

また、試験監督と手分けして問題用紙と解答用紙の配布、解答用紙の回収と枚数確認、出欠人数確認、受験票の本人確認を行います。

2. 試験監督

試験監督は担当の試験室内で主任監督と一緒に試験業務を行う人です。

主任監督の指示の下、受験者の出欠確認、受験票の本人確認、問題用紙と解答用紙の配布、試験終了時の解答用紙の回収を行います。

試験中の見回り、机の上において使用できる物の確認や、遅刻者対応、試験中の受験者のトイレ付き添いなども業務の1つです。

3. 案内係

案内係は受験者の案内や誘導を行う仕事です。

最寄り駅やバス停から試験会場までの誘導と、試験会場内で受験者に試験室を案内します。

試験室の場所について聞かれたり、トイレの場所、自動販売機の有無、落とし物など、受験者からの問い合わせ対応が多い業務です。

4. 運営本部の業務

運営本部は試験の運営業務全体を統括する仕事です。

主任監督、試験監督、案内係の各メンバーに配置やスケジュールなどの指示を出したり、共有事項があれば全体周知します。
また、会場設営に関する備品類の準備、問題用紙と解答用紙の試験教室ごとの振り分け、会場設営時の完了確認、解答用紙の最終的な枚数確認、会場撤収時の完了確認までを行います。

試験中は運営本部室が設置され、受験者からの問い合わせ対応や、受験票の再発行、忘れ物・落とし物の保管と受け渡し、など、受験者対応を行います。

試験監督の給料はどれくらい?

試験監督の給与形態は時給制か日給制かの2つのいずれかになることが多いです。

試験監督の給料は時給制の場合1,200円程度、日給制の場合だと15,000円程度となっています。

試験監督の平均給料
平均時給:1,201円
平均日給:14,981円

参考サイト:Indeed(2023年1月24日時点)

試験監督の勤務日数と勤務時間

試験監督の勤務日数は1日だけの場合や、2~3日間など、試験によってさまざまです。
勤務時間は数時間~半日程度の場合から、丸1日かかる場合などがあります。

試験監督の仕事は朝が早いのが特徴で、多くの試験では朝7時~8時くらいから集合して業務を行います。

勤務スケジュールは次のようなイメージになります。

(例1)1日の試験で、当日に会場設営を行う場合
試験当日 7時~16時の8時間勤務(休憩1時間)
(例2)2日間の試験で、試験前日に会場設営を行う場合
試験の前日 17時~20時の3時間勤務(休憩なし)
試験1日目  7時30分~16時30分の8時間勤務(休憩1時間)
試験2日目  7時30分~16時30分の8時間勤務(休憩1時間)

→3日間で19時間勤務

試験監督業務の1日の流れ

試験監督の仕事の1日の流れを説明します。

集合
(試験開始時間の1~2時間前)

オリエンテーション
各自の役割確認、マニュアルの読み合わせ、注意事項の共有
(前日に行う場合もあり)

会場設営
机と椅子の準備、机に受験番号シールの貼り付け、黒板に必要事項を板書、試験会場内に看板設置
(前日に行う場合もあり)

受験者の誘導・案内
最寄り駅から試験会場まで、試験会場内

試験開始直前~試験中
注意事項のアナウンス、問題用紙と解答用紙の配布、出欠人数確認、受験票の本人確認、時間管理、試験中の見回り

試験終了後
解答用紙の回収、回収した解答用紙の枚数確認、受験者の退出誘導

最終試験終了後
会場の原状復帰・撤収作業

業務終了

試験監督に求められる適性やスキル

試験は受験者にとって重要なイベントのため、試験監督の仕事は受験者のことを第一に考えて、責任感をもって取り組める人が向いています。

試験監督の仕事に求められる適性やスキルとして次のことが挙げられます。

・ルール通り正確に仕事ができること
・時間管理がきっちりしていること
・責任感を持って仕事ができること
・細かい仕事が得意なこと
・人前でわかりやすく話ができること

試験監督の仕事に事前研修はある?

試験監督の仕事では事前研修があることが多いです。

運営会社での試験業務説明会、試験会場についてからのオリエンテーションや、担当の試験室ごとに分かれてのシミュレーションなどがあります。

事前研修では試験概要と自身の役割を把握し、配布されるマニュアルや資料をしっかり読んで試験運営ができるように準備しましょう。

試験監督業務をする際の髪型・服装は?

試験監督の仕事は業務特性上、きっちりとした髪型・服装が求められます。

男女ともに、明るすぎず派手ではない髪型に、襟付きの白色系のシャツ、黒色・紺色系のスーツスタイルでの勤務が基本になります。
靴はスーツに合う革靴や、パンプスなどが一般的です。
男性はネクタイの着用が必要な場合があります。

カジュアル・ラフな印象を与える髪型・服装はNGな場合が多いので注意しましょう。

試験監督で働くメリット・デメリット

ここでは試験監督で働くメリット・デメリットについて紹介します。

試験監督で働くメリット

まずは試験監督のメリットを紹介します。

試験監督で働くメリットとして代表的なのが、年齢に関係なく働けること、未経験でもできること、時給が高いことです。
以下、試験監督の仕事のメリット一覧です。

試験監督のメリット
・仕事内容が分かりやすくイメージしやすい
・難しい作業がないので比較的簡単にできる
・特別なスキルがいらないので未経験でもできる
・学生からシニアまで年齢に関係なく活躍できる
・ルールやマニュアル化されているので安心
・給料が高めに設定されている
・単発で稼げる仕事
・(会社によっては)給料を日払いでもらえる
・試験業務を通じた人脈ができる

試験監督で働くデメリット

試験監督の仕事のデメリットも知っておきましょう。

試験監督は指定日のスケジュールを確保しないといけないこと、朝早いこと、責任を感じる仕事であることなど、人によってはデメリットになることがあります。

試験監督のデメリット
・指定日のスケジュールを確保しないといけない
・集合時間が朝早い
・責任を感じる仕事
・マニュアルを読むのに時間がかかる
・試験中は静かにしている必要がある
・担当業務によっては立ち仕事が多い
・髪型・服装など身だしなみを整える必要がある

試験監督がおすすめな人

試験監督はこんな人におすすめです。

・単発で稼ぎたい人
・副業やWワークをしたい人
・週末などの時間を有効活用したい人
・簡単な仕事を探している人
・仕事のブランクがある人

まとめ

今回は試験監督の仕事について紹介しました。

試験監督は仕事内容をイメージしやすく、手順やルールが決まっているため、未経験でも挑戦しやすい仕事です。
また、単発の仕事であることや、給料が比較的高めに設定されているのもうれしいポイント。
そのため、学生からシニア世代まで人気のお仕事です。

この記事を読んで試験監督の仕事に少しでも興味を持った方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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