ネットワークエンジニアってどんな仕事？
未経験からネットワークエンジニアになれるの？
この記事ではネットワークエンジニアについて詳しく紹介します。
ネットワークエンジニアとは何か？から、仕事内容、年収、未経験からネットワークエンジニアになる方法、キャリア、将来性のことまで徹底解説しています。
ネットワークエンジニアを目指している方、ネットワークエンジニアに興味がある方、IT系の仕事に転職を考えている方など、必見です！
目次
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ネットワークエンジニアとはITエンジニアの一つで、インターネットをつなぐ技術に関わる専門職種です。
ネットワークエンジニアは広い意味で、サーバーエンジニアとあわせてインフラエンジニアに属しています。
（参考記事：インフラエンジニアとは？）
ネットワークに関する技術を専門とするのがネットワークエンジニア、サーバーに関する技術を専門とするのがサーバーエンジニアです。
（参考記事：サーバーエンジニアとは？）
ネットワークエンジニアの仕事内容は大きく次の3つに分けられます。
ネットワーク設計の仕事は、ネットワークシステムの詳細設計を行う仕事です。
クライアント・自社の作りたいサービスやシステムを実現するために必要な要件をヒアリングし、規模・回線速度・セキュリティ・OS・運用方法などのさまざまなことを考慮しながら最適なネットワーク構成を考えます。
予算、スケジュール、必要なメンバー数、構築・運用体制なども検討します。
ネットワーク構築の仕事は、ネットワーク設計書をもとにネットワークを構築する仕事です。
回線、ルーター、スイッチなどのネットワーク機器を設置して効率的なネットワークを構築します。
各ネットワーク機器やケーブリングに関する知識、最新の製品や技術に関する知識が必要です。
ネットワーク運用・保守の仕事は、構築後のネットワークの維持管理をする仕事です。
日々のネットワーク状況の監視、定期メンテナンスや障害・トラブル時の対応などを行います。
ネットワークに関する幅広い知識や、ネットワーク構成全体を見渡すスキルが必要です。
ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いは、ネットワークエンジニアはネットワーク環境を作る仕事であるのに対して、システムエンジニアはサービスを提供するシステムを作る仕事であることです。
ネットワークエンジニアの平均年収は、doda平均年収ランキング2020年版のデータで455万円となっています。
455万円（正社員）
ネットワークエンジニアの年収は技術系（IT／通信）全体の平均年収452万円、職種全体の平均年収409万円と比べても高いです。
年代別にみると以下の通りです。
ネットワークエンジニアのやりがいは、社会貢献度の高い仕事に携われること、チームワークを活かせること、スキルアップできるなど、色々あります。
ネットワークエンジニアのやりがいの一例を挙げてみます。
ネットワークエンジニアに必要なスキルや能力はネットワーク全般に関する知識・技術です。
これらのスキルを日々の業務や自分で情報収集・学習することで身につけていきます。
ネットワークエンジニアとして働くにあたり、必須となる資格はありませんが、資格を通した知識力の強化や転職に有利だったり、昇進・昇格時に有利になるなどのメリットもあります。
ネットワークエンジニアにオススメの主な資格は次の3つです。
CCNA
シスコシステムズ社の民間資格です。
同社製品を扱う技術、ネットワークの構築・運用・トラブル対応などの基礎知識があることを証明できます。
世界共通基準の資格であり、ネットワークの世界では最も有名な資格です。
CCNP
シスコシステムズ社の民間資格で、CCNAの上位資格です。
大規模ネットワークの設計、構築、運用・保守に対応できる知識があることを証明できます。
CCNPを取得するにはCCNAを取得していなければなりません。
さらに上位資格としてCCIEがあります。
LPIC
NPO団体LPIにより運営されている認定資格です。
Linuxの基本操作とシステム管理が行えることを証明できます。
Linuxスキルを証明する世界標準の資格です。
レベル1からレベル3までの3つのグレードがあります。
ネットワークエンジニアに向いている人、適性のある人はこんな人です。
ネットワーク構築、ネットワーク運用・保守の仕事などは、ネットワークを維持するという業務の特性上、土日祝日や夜勤を含めたシフトで働くことが多いです。
ネットワークエンジニアは未経験からなることが可能です。
未経験からネットワークエンジニアになるにはどのような方法があるのか？を紹介します。
大学や専門学校でIT技術、ネットワーク技術を学んだ上で新卒でネットワークエンジニアになる方法です。
学生のうちからネットワークエンジニアに興味がある人は、インフラ技術やネットワーク技術について学べる学校や学科・コースを選ぶのが近道です。
社会人になってから、スクールや学習教材で学んでから転職する方法です。
前提知識なしでいきなりネットワークエンジニアを目指すよりも転職しやすいメリットがあります。
いますぐの転職を考えていない場合はまずは知識を学ぶこの方法がおすすめです。
いきなりネットワークエンジニアの未経験歓迎求人に応募する方法です。
前提知識がなくてもネットワークエンジニアになることは可能です。
10代や20代前半などの若いうちは「やる気」と「熱意」があれば転職できることも多いです。
ネットワークエンジニアは実務を通してスキル・経験を積んでいく職種なので、この方法は有力です。
システムエンジニアからネットワークエンジニアに転職する方法です。
システムエンジニアの知識・スキルを活かして働くことができるため、全くの未経験からネットワークエンジニアになるよりも早く活躍できます。
ネットワークエンジニアのキャリアパスは主に2つあります。
スペシャリストは、技術者として専門性を追求していくキャリアです。
ネットワークエンジニアとして設計、構築、運用・保守と経験を積んで行くことや、サーバーエンジニアの技術領域も経験しながらインフラエンジニアのスペシャリストを目指す方法があります。
ジェネラリストは、チームを率いてプロジェクト全体を管理していくキャリアです。
ネットワークエンジニアを経験した後に、チームリーダーやプロジェクトマネージャー（PM）、ITコンサルタントなど、クライアントとの交渉、メンバー体制の編成、予算管理・スケジュール管理、メンバーの育成などのプロジェクト全体の管理を主に行っていくキャリアです。
ネットワークエンジニアの仕事は規模が大きかったり、サービス、システムに影響するものなど重要度や緊急度が高いものが多いです。
そのため、ネットワークが正常に動いているときは大丈夫ですが、回線や機器の故障、異常などのネットワークトラブルが発生したときは現状確認、関係者やベンダーへの連絡など、復旧に向けて忙しくなります。
また、土日祝日・夜勤があるシフト勤務の会社も多いため、生活リズムを整える工夫が必要です。
ネットワークエンジニアの将来性が高い理由は以下の通りです。
これらの理由から、ネットワークエンジニアは需要が高く、将来性のある仕事だと言えます。
ネットワークエンジニアについて理解できましたか？
ネットワークエンジニアはITエンジニアの中でも特に需要が高く、将来性のある職種です。
これからネットワークエンジニアを目指す方は、まずは基礎知識を学習したり、資格を取ること、転職活動に向けて動き出すなど、ぜひ次のステップに進んでみてください！
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