新型コロナ禍に入り、早3年。感染症拡散・防止のため、就職・転職活動ではWEBツールを活用したWEB面接(オンライン面接)が定着しました。WEB面接(オンライン面接)により、面接までの移動時間や交通費を節約できるメリットもあるため、従来の対面面接に代わって一般的な選考スタイルとなりました。
WEB面接(オンライン面接)の場数をこなしてすっかり慣れた方がいる一方、まだオンラインやWEB上の操作に慣れていない方も多いため、WEB面接(オンライン面接)ならではの失敗もあるそうです。
そこで今回は、WEB面接(オンライン面接)の失敗例と事前準備についてご紹介します。
これからWEB面接(オンライン面接)に臨む方、必見です。
※WEB面接(オンライン面接)のポイント解説はこちら:
Web面接(オンライン面接)で押さえておきたい5つのポイント
目次
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WEB面接(オンライン面接)が始まって早々、
「画像が映ってないと面接官に言われた」
「声が聞こえないと面接官に言われた」
というトラブルが起こりがちです。この場合、PCやスマホの設定を見てみると…
カメラ・マイクのアクセスを「許可しない」になっていることが多いです。簡単に設定し直せるので、デバイスの設定を確認しておきましょう。
カメラ・マイクのアクセスが「許可しない」になっていれば、事前に「許可」に変更しておきましょう。
また、企業によって使用するWEB面接(オンライン面接)ツールは異なります。なかには、企業から送付されたURLにアクセスするだけでWEB面接(オンライン面接)ルームに接続出来るツールもあります。
事前にアプリをダウンロードする必要があったのに準備をせず、面接予定の時間に間に合わなかった…という切ない失敗もあるそうです。
そんなことにならないためにも…
①どのWEB面接(オンライン面接)ツールを使用するか、必ずチェックしておく
②あらかじめアプリやツールをダウンロードしておき、面接可能な設定にしておく
こうすればWEB面接(オンライン面接)前に慌ててダウンロードしたり、設定をする必要はありませんね。
いざWEB面接(オンライン面接)を始めてみたけど…
「面接ルームに接続出来ない!」
「画像や音声が途切れて、コミュニケーションが取れない!」
などのトラブルが多くみられます。そうならないためにも、事前に自分が利用するネットワーク回線に異常がないかチェックが必要です。スマートフォンやポケットWi-Fiを使用する際は、電波の良いところをあらかじめ確認しておきましょう。
ただし事前準備では問題なくても、本番に通信環境のトラブルが起こることもあり得ます。通信速度が安定せずに、面接官へトラブル発生の旨を伝えることすら難しい場合があるかもしれません。
WEB面接(オンライン面接)での通信不具合は、死活問題!
そういう場合に遭った時、慌ててしまいがちですが冷静になりましょう。電話やメールで不具合が起きてしまったことを伝えることが大事です。その後、再度PC再起動やアプリのログインなどを試してみましょう。それでも接続出来なければ、面接官の指示に従いましょう。
WEB面接(オンライン面接)ツールの準備も完了!カメラ・マイクの設定問題なし!
通信環境も良好!あとは面接を受けるだけ…と、思いきや思わぬ落とし穴が…!?
・面接を受けていることを知らない家族が部屋に入って来た!
・生活音や会話の音などが入った!
WEB面接(オンライン面接)中に家族が部屋に入って来たら、面接の雰囲気が気まずいものになってしまいます。事前に家族へ、面接スケジュールを伝えておきましょう。WEB面接(オンライン面接)中は、部屋に入らないようにお願いして、静かにしておいてもらえるようにしましょう。
「WEB面接(オンライン面接)なら、上半身しか映らないだろう」
「本当は上下スーツが好ましけど、カメラに映さなければ大丈夫!」
上半身はスーツ。下半身はジャージやスウェット。そんな姿で、面接にのぞんでしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
WEB面接(オンライン面接)では、何が起きるか分かりません。
・思いもよらないところでカメラがずれて、下半身が映り込んだ
・立ち上がって、お礼を言おうとした時などに下半身が映り込んだ
ちなみに…弊社の登録面談でも、ふとした瞬間に登録者のカメラがずれて下半身が映り込んだこともありました。その方の服装は…。また、物を取りに行く際に下半身が映らないよう、前かがみのまま画面からフェードアウトされた方もいらっしゃいました。
弊社の登録面談に服装規定はありませんが、就職や転職の面接ではそうはいきません!
画面の向こう側にいる面接官から、「立って下さい」と言われたら…?想像しただけで、ヒヤッとしませんか?自宅だと気が緩みがちになるかもしれませんが、WEB面接(オンライン面接)も立派な面接の場です。
見えないからといって、手を抜かずにしっかり上下スーツで臨みましょう。
・趣味のポスターやグッズが映り込んだ
WEB面接(オンライン面接)を行う際、室内の映り込む物に注意です。鏡に反射して室内の様子が映り込み、コアな趣味のポスターやグッズなどが丸見えになってしまった…という失敗例もあるそうです。
また、洗濯物など生活感を感じる物が画面に映り込んでいたりするのは、あまり印象良くありません。
まずは部屋全体を見渡してみましょう。映ったら不味い物があるかないか確認することが大事です。
基本的にプライベートな物が映らないように、部屋を整えておきましょう。WEB面接(オンライン面接)時の背景は壁、もしくはシンプルなカーテンが良いです。
分かっているけれど…
「部屋を掃除する時間がない」
「シンプルなカーテンを用意する時間がない」
そんな場合は、WEB面接(オンライン面接)の壁紙ツールを使ってみましょう。背景をぼかす機能、清潔感ある綺麗な壁紙が選べる便利な機能があります。どうしても背景に困ったら、壁紙ツールを使うのも一つの手かもしれません。
※WEB面接(オンライン面接)ツールによって、壁紙機能がない場合もありますので事前確認をお忘れなく。
相手の顔が確認出来ないと、面接が出来ません。カメラアングルの調整に時間がかかってしまうと、面接する時間が減ってしまいます。カメラ映りを良くするために、カメラは固定しておいて下さい。そして、自分の目線がカメラの高さに合うように調整するとともに、カメラとの距離も確認しましょう。
ニックネームやアイコンが設定出来るWEB面接(オンライン面接)ツールもあります。
その場合、適当につけたニックネームや趣味が丸出しのアイコンのまま、面接に臨むことに…ニックネームやアイコンの設定は、元に戻しておいた方が無難です。
何かと緊張しがちな面接。緊張しすぎて、言いたかった内容やキーワードを忘れしてしまった…という悔しい経験は、誰もが経験しているでしょう。そんな事態を避けるために…
「WEB面接(オンライン面接)なら、カンニングペーパーを使っても良いか!」
「面接官から見えない位置に、カンニングペーパーを置けば良いよね?」
確かにWEB面接(オンライン面接)は、カメラに映っている画像しか見ることが出来ません。相手から見えないところにカンニングペーパーがあれば、大事なキーワードを忘れしてしまっても安心。
「カンニングペーパーを使いたい!」という衝動にかられてしまうのは仕方ないのかもしれません。
面接官にバレないから大丈夫!と思っても、百戦錬磨の面接官はわずかな不自然さや違和感を見逃しません。面接官が感じる不自然さ・違和感は、一体どんなものでしょうか?
面接官に「おや?何か会話にムラがあるな…」と、感じられるかもしれません。カンニングペーパーを使っていると疑われなくても、「コミュニケーションがいまひとつ成立しない」など、あまり良い印象は持たれません。
カンニングペーパーを使ったことで、面接官に好印象を持たれなかったら切ないですよね。
わずかな不自然さや違和感が失敗へ繋がるリスクを考えると、カンニングペーパーは使わない方が良いかもしれません。
でもやっぱり、カンニングペーパーを使いたい!なら…志望企業のサービスや商品名など、重要なキーワードだけメモした紙をカメラの後ろに貼る位にとどめておきましょう。WEB面接(オンライン面接)であっても、しっかり相手を見て回答することが大切です。
WEB面接(オンライン面接)でありがちな失敗例を見てきました。どの失敗例を見ても、きちんと事前準備をしていれば回避できるものばかり。WEB面接(オンライン面接)が初めてならば、家族や友人に頼んで事前シミュレーションをしておきましょう。
また、事前シミュレーションでは表情のチェックをしておきましょう。画面越しでは、表情が硬くなりがちです。自分が画面にどんな風に映っているのか、家族や友人に見てもらうと安心ですよ。
WEB面接(オンライン面接)本番の日は、早めに機器を起動して動作が問題ないか確認しておきましょう。しっかり準備して、対面の面接と変わらぬ気持ちで臨みましょう。