新卒の就職活動で出てくる専門用語。
企業研究や、求人票を見ているとき、ニュース記事やSNSなど、就職活動をしていると聞き慣れない用語やよく分からない略語がたくさんありますよね。
「意味を知っておかないと不安・・・」
「でも、1つずつ調べるのも時間がかかって大変・・・」
そう思っている人も多いはず。
そこで今回は、よく出てくる就活用語を100個に絞って一覧にまとめました。
「アイウエオ順」に各用語の意味を簡潔にまとめていますので、ぜひブックマークしてお使いください。
目次（頭文字から探す）
9月～11月頃に行われる新卒採用のこと。
面接官が学生に態度や発言などで圧力をかける面接のこと。
主に仕事上のストレス耐性を見ようとしている。
福利厚生の1つで、従業員の誕生日や結婚記念日などの記念日に取得できる休暇制度のこと。
アニバーサリー休暇制度の有無は企業による。
事務職など、主にサポートを中心に行う職のことで、仕事の範囲や勤務地が限定されている職のこと。
⇔総合職
企業が学生の「一般常識の知識力」を判断するために実施される筆記試験のこと。
営業目標を達成したり、成果を上げたりなど、会社に貢献した社員に対して支給される報奨金のこと。
インセンティブ制度の有無は会社による。
学生が企業や団体で実際に実務を行うなど、就業体験をすること。
インターンシップには職場体験型、課題解決型、プロジェクト型など、いくつか種類がある。
略語：インターン、IS
Web（オンライン）上で開催されるセミナーや会社説明会のこと。
企業の採用選考過程で、Web上で実施される面接のこと。1次面接がWeb面接となることが多い。
略：Web面。
就職したい学生よりも採用したい企業の数が多い状況のこと。
就活生にとって、多くの求人から選べる有利な状況。
⇔買い手市場
System Engineering Serviceの略で、IT業界において、クライアントのシステム開発プロジェクトに参画すること（労働力を提供すること）。
プロジェクト期間中は客先に常駐して働くことが多い。
企業の採用選考過程で実施される、学生の性格特性や学力を判断するための適性検査のこと。
Web上でテストが実施されることも多い。
企業の求人に応募すること。
本エントリーと呼ばれることも。
⇔プレエントリー
学生が企業にエントリーする際に提出する、プロフィールや志望動機、自己PRなどを記載する応募書類のこと。
略してES。
選考を受けた企業から届く不合格通知のこと。
メール文面の「〇〇様の今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。」に由来する。
また、学生から企業に対して、選考辞退の連絡をすることを「逆お祈り」と呼ぶ。
求人応募時に必要な経験やスキル、資格などのこと。
「必須」は選考に当たって必ず必要、「尚可」はあると望ましいという意味で使われる。
On the Job Training （オン・ザ・ジョブ・トレーニング）の略で、実務の中で研修すること。
⇔座学（OffJT）
企業で働いている学校の先輩を訪問して、仕事内容や働き方、企業文化などの情報収集をすること。
就職活動の早い段階で開催される、業界や職種の理解のためのセミナーのこと。
選考とは直接関係ない場合が多い。
⇔会社説明会
学生が企業の面接後に送る、感謝の気持ちと入社意欲を伝えるために送る書類のこと。
お礼状が選考結果に直接影響することはないとされる。
就活終われハラスメントの略。内定した企業から他社の選考（就活）を終わるように強いられること。
企業が採用選考の第一段階で行う、参加必須の説明会のこと。
⇔オープンセミナー
採用したい企業よりも就職したい学生の数が多い状況のこと。
就活生は求人数が少なく、不利な状況。
⇔売り手市場
学校内で開催される企業説明会のこと。
年間を通して、毎週必ず2回の休日がある休暇制度のこと。
⇔週休2日制
学校卒業後に、社会人経験がない人のこと。
⇔新卒
⇔第二新卒
自分が雇用されている企業ではなく、得意先企業に出勤して働く就業形態のこと。
仕事やキャリアに関する相談、アドバイスを行う専門家のこと。
「キャリアコンサルタント資格」を持ち、国に登録している専門家は「キャリアコンサルタント」と呼ばれます。
（※キャリアコンサルタントを名乗るには国への登録が必要）
大学などの学校内に設置されている、学生の就職やキャリア形成を支援する部署のこと。
略してキャリセン。就職課とも呼ばれる。
求職者1人に対してどれくらいの求人があるのかを表す指標。
計算式は、求人倍率 = 求人数 ÷ 求職者数。
求人倍率が1より大きければ売り手市場、1より小さければ買い手市場となる。
企業が採用したい人物の要件が書かれている書類のこと。
仕事内容、必要な経験、労働条件、会社情報、求める人物像などが書かれている。
仕事をする場所（通勤先）のこと。
どこに勤務するか不安な「勤務地ガチャ」を気にする学生は多い。
採用選考方法の1つで、学生が複数人で構成されるグループに分かれて、出されたテーマについて議論し結論を出す、というやり方。
略：GD、グルディス、グループワーク
複数人の学生が同時に面接を受ける採用選考方法の1つ。
1次面接など選考の早い段階で行われる。
集団面接とも呼ばれる。
⇔個人面接
企業と契約期間の定めのある直接雇用を結んで就業する雇用形態のこと。
⇔正社員
複数の企業が1つの会場に集まって会社説明会を行う就職活動イベントのこと。
略して「合説」。
学生1人に対して、面接官1～複数人で面接を行う面接手法のこと。
⇔グループ面接
社長や役員などの決裁者が登場し、求職者を採用するかどうかの最終的な判断が行われる面接のこと。
「役員面接」と呼ばれることもある。
会社に出勤せずに、自宅で業務を行う勤務制度。
労働時間が労働者の裁量にゆだねられている労働契約のこと。国が定める特定の業務にのみ適用することが出来る。
実際に働いた労働時間に関係なく、予め契約した労働時間分を働いたこととみなす制度。
企業から選考の不合格通知がないこと。
実務外で行う講義形式の研修のこと。
⇔OJT
労働基準法第36条に定められた労使協定のことで、時間外労働・休日出勤に関する取り決めのこと。
労働基準法で定められた「1日8時間、または、1週40時間」の法定労働時間を越えて就業した場合に支払われる割増賃金のこと。
通常の賃金に対して25％以上の割増賃金を支払われるよう義務付けられています。
「時間外手当」「超過勤務手当」とも呼ばれます。
応募企業に自分の長所や強み、得意なこと、専門性などをアピールすること。
自分の性格特性、思考・経験、長所・短所などを整理し、自分のことを深く理解すること。
応募企業で働きたいと思う理由のこと。
所属会社で加入する健康保険、厚生年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険の5つの保険の総称。
健康保険・厚生年金保険・介護保険の3つを狭義の社会保険、雇用保険・労災保険の2つを労働保険と呼ぶ。
就職希望者に対する、内定者数の割合のこと。
就職内定率 = 内定者 ÷ 就職希望者 × 100
本採用になる前に、試験的に雇用される期間のこと。
試用期間の長さは1か月～6か月というのが一般的。
所属会社から、関連会社などに異動して働くこと。
出向元の会社に籍を置いたまま出向することを在籍出向、出向元と雇用契約を終了し出向先の企業と雇用契約を結んで働くことを転籍出向という。
派遣期間の終了後、派遣先企業に正社員や契約社員として直接雇用されることを前提に、最長6か月間、派遣スタッフとして働いてから正式入社を決められる制度のこと。
新入社員が最初にもらう給与のこと。
1か月の間に、週2回の休日がある週が1度以上ある休暇制度のこと。
⇔完全週休2日制
会社の命令によって従業員の配置や地位、勤務状態を変更すること。
年度末に卒業する在学中の学生のこと。
また、学校卒業後3年以内までを新卒扱いしている企業もある。
⇔既卒
⇔第二新卒
民間企業の学生の就職活動のサポートサービスのこと。
自己分析やキャリア相談、書類添削、仕事紹介などのサポートをしてくれる。
就活エージェントとも呼ばれる。
⇔ハローワーク
企業から学生に向けてオファーが送られてくること。
逆求人とも呼ばれる。
雇用期間の定めがなく、フルタイムで働く社員の総称。
⇔契約社員
将来の管理職や幹部候補として、異動や転勤を繰り返して会社の中核人物となっていく職のこと。
⇔一般職
予め採用時の配属職種を決めて募集を行う採用方法のこと。
類義語：ジョブ型採用
会社が予め明確な業務内容を職務記述書（ジョブディスクリプション）に定義し、その業務内容を遂行できる経験・能力を持つ人材を採用する採用方法のこと。
類義語：職種別採用
企業に応募書類を郵送提出する際に同封する挨拶状のこと。
添え状、送り状とも呼ばれる。
新卒入社時に提出が必要な書類の一つで、学校を卒業したことを証明する書類。
退職時に「勤続3年以上」などの一定条件を満たすことで支払われる金銭のこと。
退職金制度の有無は会社による。
社会人経験がある20代半ばくらいまでの人のこと。
⇔新卒
⇔既卒
企業の採用ポジションの1つで、決められた勤務地の範囲内で働くことを前提とした職種のこと。
エリア限定職と呼ばれることもある。
働く会社と直接、雇用契約を結ぶ労働契約のこと。
派遣以外の正社員、契約社員、パートタイム社員、アルバイト社員を指す。
会社が定める、退職する決まりになっている年齢のこと。
職務適性を判断する検査のこと。
適性検査では性格特性や、仕事への向き合い方、適職などが分かります。
企業が採用を決めた学生に対して内定通知書を発行し、学生が内定受諾書を提出することによって、正式な労働契約が成立した状態のこと。
⇔内々定
企業が内々定を出した学生に対して、正式に内定を通知するための式典のこと。
参考：内定、内々定
内定が内々に決まっている状態のことで、大学4年生の10月1日の内定通知解禁日より前に、事実上の内定状態であること。
内々定は口頭、メールで行われることが多い。
⇔内定
6月～8月頃に行われる採用選考のこと。春採用で埋まらなかった採用枠を補充するために行われる追加募集のこと。
⇔春採用
類似：二次募集
新卒採用において、一次募集を終えた企業が、その年の採用予定人数を確保するために行う追加募集のこと。
類似：夏採用
1年単位の給与総額を決定する給与形態のこと。
年俸金額の1/12が毎月支払われる、年俸金額の1/14が毎月支払われる＋賞与として年俸金額の1/14が年2回支払われる、などが一般的。
所属部署（部門）が決まること。
「どの部署に配属されるかわからない心境」を、カプセルトイにたとえて「配属ガチャ」と呼ばれることがある。
派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働く雇用形態。
派遣には有期雇用派遣・無期雇用派遣・紹介予定派遣の3種類があるが、単に「派遣社員」と言った場合は有期雇用派遣を指すことが多い。
関連記事：新卒で派遣社員で働くってどうなの？
3月～5月頃に行われる採用選考のこと。多くの企業が春採用で採用予定人数のほとんどの人員確保を行う。
⇔夏採用
ハローワーク（公共職業安定所）は厚生労働省が運営する就職サポートサービスのこと。
⇔新卒エージェント
収入を得るために行う、本業以外の仕事のこと。
会社が従業員とその家族に対して提供する、給料以外の報酬のこと。
社会保険の適用や、通勤手当、資格手当や住宅手当などの各種手当、健康診断補助などがある。
長時間労働や、サービス残業、離職率が高い、ハラスメントが横行している、などのコンプライアンス意識が低い会社のこと。
⇔ホワイト企業
会社で定められている正規の勤務時間帯（1日8時間、週40時間など）を、全時間帯勤務すること。
「常勤」とも呼ばれる。
学生が企業の採用選考にエントリーする前に、企業に対して「興味があること」を示すアクションのこと。
プレエントリーすることで、本選考に進むための会社説明会に参加できるようになる。
⇔エントリー
会社で定められた総労働時間の範囲内で、日々の労働時間や始業時刻・終業時刻を従業員自ら自由に決めることができる制度。
10時～16時は出勤が必須など、1日の中で必ず出勤しなければいけない「コアタイム」が定めれていることが多い。
繁忙期は長く、閑散期は短い、という働き方の制度。
1日8時間など、1日単位で労働時間を決めるのではなく、週単位・月単位・年単位で労働時間が設定されている会社の制度。
最先端の技術や独自のサービスなどを武器に、新しいビジネスを展開している小～中規模の会社のこと。
コンプライアンス意識が高く、社員が働きやすい環境作りに取り組んでいる会社のこと。
離職率が低い、待遇や福利厚生が充実している、などの特徴がある会社。
⇔ブラック企業
企業に入社時に提出する書類の一つで、身元保証人が内定者の身元保証を行うための書類のこと。
派遣会社と無期雇用契約を結んで、派遣先企業で働く雇用形態のこと。
参考記事：新卒で無期雇用派遣で働くってどうなの？
新入社員に対して、年齢や役職が近い先輩社員がついて、仕事や会社生活についての指導や相談に乗ってくれるなど、面倒を見てくれる制度のこと。
面接本番を想定した面接練習のこと。
実際の面接に近い部屋セットで、面接官役がいて、質問、応対を行う。
労働基準法によって定められた制度で、一定要件を満たす労働者に対して有給の休暇を与える制度のこと。
正しくは年次有給休暇。略して「有給」と呼ばれます。
ハローワークに申し込まれた求人数を求職者数で割った値で、雇用動向を表す指標の1つ。
「有効求人倍率 = 求人数 ÷ 求職者数」
有効求人倍率が1より大きいと売り手市場、1より小さいと買い手市場になります。
新卒採用活動に携わる、学生とコンタクトを取る社員のこと。
人事担当者以外にも、他部門から掛け持ちで担当している場合がある。
入社後、一定期間経過後までに退職した社員の割合のこと。
1年以内離職率、3年以内離職率など、社員の定着度が分かる指標。
労働者の保護を目的として、賃金、労働時間、休日、年次有給休暇、就業規則など、労働条件としての最低基準を定める法律のこと。
仕事もプライベートもどちらも充実させる働き方のこと。
学校の卒業年度、また、社会人1年目となる年のこと。
新卒の就職活動でよく見かける専門用語を100個紹介しました。
今回取り上げた用語は暗記する必要はありませんが、知っておくと役に立つものばかり。
頭の片隅に入れておいて、気づいた時に振り返れるようにしておくと良いです。
日本リックでは、①事務・営業・ITエンジニアの3つの職種が選べる、②転勤なし、③ジョブローテーションなし のジョブ型採用を実施しています。
「仕事はがんばりたい。でも、働き方やプライベートで妥協したくない。」という方にピッタリなので、興味がある人はぜひ以下の新卒採用特設ページをチェックしてみてください。
