2022年08月22日

派遣会社は変えられる?派遣会社を変えるメリット・デメリット

派遣会社は変えられる?派遣会社を変えるメリット・デメリット

はじめに

この記事では、派遣会社は変えられるのか?、また、派遣会社を変える場合のメリット・デメリットは何か?を説明します。

結論から言うと派遣会社を変えることは可能です
ただし、派遣会社を変えることでメリットやデメリット、注意点があります。

「派遣会社を変えたい」と考えている人はこの記事を読んでポイントをおさえておきましょう。

目次

※運営会社「日本リック」について
日本リックは1984年設立の総合人材サービス会社です。規模こそ大きくないですが、取引先企業や派遣で働くみなさんとの信頼関係を大切に、満足いただけるサービスを提供しています。
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派遣会社は変えられる?

派遣会社を変えることは可能です。

派遣会社は自由に登録することができて、期間を決めて希望の派遣会社で働くことができます。

現在派遣就業中の方で派遣会社を変えたいときは、現在の契約を満了してからにしましょう。通常、契約満了日の30日前までに更新の意思確認がありますので、その際に「更新を希望しない」と伝えれば良いです。
今後の仕事紹介が不要の場合は「仕事紹介を一時停止して欲しい」とあわせて伝えましょう。

参考記事:派遣の契約更新の流れ

また、派遣会社を変えることのメリット・デメリットや、注意点があるので、しっかり確認してから変えることをおすすめします。

派遣会社を変えるメリット

ここでは派遣会社を変えるメリットとして代表的なものを紹介します。

・今までの派遣会社にはない仕事で働ける
・時給が上がる可能性がある
・福利厚生が良くなる可能性がある
・研修やサポートが手厚くなる可能性がある
・一度選考に落ちた仕事に再度応募できる

今までの派遣会社にはない仕事で働ける

派遣会社を変えると、今までの派遣会社にはない仕事で働けるのがメリットです。

派遣会社ごとに得意な業界や職種があり、取り扱う仕事も違います。
たとえば、事務系に強い派遣会社、コールセンターに強い派遣会社、ITエンジニアに強い派遣会社などがあります。

「希望の仕事が少ない」「仕事をなかなか紹介してくれない」という場合は派遣会社との相性が悪い可能性があるので、派遣会社を変えてみるといいかもしれません。

時給が上がる可能性がある

派遣会社を変えると、時給が上がる可能性があるのがメリットです。

派遣会社ごとに時給設定が違うため、同じ派遣先企業の同じ仕事でも時給が違うことがあります。
また、派遣会社によってはインセンティブが付いたり手当が付くなど、他にも給料アップを狙える可能性があります。

派遣会社の時給は求人内容や時期によって変わりますので、数社を比較してみると良いです。

福利厚生が良くなる可能性がある

派遣会社を変えると、福利厚生が良くなる可能性があるのがメリットです。

派遣社員の福利厚生は雇用主である派遣会社のものが適用されます。
福利厚生の内容は派遣会社ごとに異なるため、「福利厚生重視」の方は福利厚生の手厚い派遣会社を選びましょう。

派遣会社によっては提携するレジャー施設や、託児所、スポーツクラブ、レストランなどの福利厚生を利用することができます。
優待価格で利用できることも多くお得です。

研修やサポートが手厚くなる可能性がある

派遣会社を変えると、研修やサポートが手厚くなる可能性があるがメリットです。

派遣社員の研修や就業中のサポートの内容は派遣会社ごとにさまざまです。

Office研修、簿記や貿易事務などの資格取得講座や、英会話スクールなど、無料の研修から有料の研修まで派遣会社によって様々なものがあります。

また、就業中のキャリア面談の頻度や、スキルアップ支援の内容も派遣会社ごとにサポート内容が違います。

一度選考に落ちた仕事に再度応募できる

派遣会社を変えると、一度落ちた派遣先企業の仕事に再度応募できるのがメリットです。

次の派遣会社が同じ求人を扱っていれば新たに応募できます。
もう一度挑戦できるのがメリットです。

ただ、必ずしもその仕事につける訳ではありませんので、不足していると思われる部分をできるだけ補うなどしてから再挑戦するのがおすすめです。

派遣会社を変えるデメリット

派遣会社を変えるデメリットも知っておきましょう。
ここでは以下のデメリットを紹介します。

・有給休暇がリセットされる
・社会保険の手続きの手間が発生する
・信頼関係や評価を1から作ることになる
・条件が良くなるとは限らない
・新たに派遣登録が必要になる

有給休暇がリセットされる

派遣会社を変えると、有給休暇がリセットされるのがデメリットです。

有給休暇は雇用主である派遣会社から勤続期間などの条件を満たすことで付与されます。
有給休暇の付与日数は勤続期間に応じて変わります。

また、有給休暇は次の派遣会社に持ち越すことはできません。

派遣会社を変えると勤続期間も新たに1からカウントすることになるため、一定期間は有給休暇が付与されなかったり、今よりも有給付与日数が少ない可能性がある、といったデメリットがあります。

社会保険の手続きの手間が発生する

派遣会社を変えると社会保険の手続きの手間が発生するのがデメリットです。

社会保険は雇用主である派遣会社で加入します。
派遣会社を変えるときは、次の派遣会社で新たに社会保険への加入手続きが必要です。
そのため必要書類を準備するなどの手間がかかります。

また、今の派遣会社を辞めて次の派遣会社で働くまでに期間が空く場合、その期間の健康保険や年金は自分で加入する必要があります。

信頼関係や評価を1から作ることになる

派遣会社を変えると信頼関係や評価を1から作ることになるのがデメリットです。

派遣会社で働くと勤務実績や評価が溜まっていきます。
評価が上がれば時給アップを狙えたり、仕事を優先的に紹介してもらえる、仕事につきやすくなる、などのメリットがあります。

今の派遣会社で長く働いている方は特に注意しましょう。

条件が良くなるとは限らない

派遣会社を変えても給料などの条件が良くなるとは限らないのがデメリットです。

派遣会社を変えたとしても、必ずしも給料条件や待遇が良くなるとは限りません。
求人ごとに、仕事内容や時期によって時給などの条件が変わります。

また、時給以外のインセンティブ、手当などの有無も含めて、総合的に判断するのが良いです。

新たに派遣登録が必要になる

派遣会社を変えると新たに派遣登録が必要になるのがデメリットです。

派遣で働く上で派遣登録は必須のため、改めて派遣会社の登録面談を受ける必要があります。

その際に、履歴書や職務経歴書を作成したり、コーディネーターとの登録面談を受ける、スキルチェックを受ける、などの一連の対応が必要になります。

派遣会社を変えたいときの注意点

派遣会社を変えたいときの注意点を紹介します。

・同じ派遣先で働きたくても働けない可能性がある
・契約の区切り(期間満了)で派遣会社を変える
・派遣先が同じなら3年ルールは継続してカウントされる

同じ派遣先で働きたくても働けない可能性がある

派遣会社を変えると、同じ派遣先で働きたくても働けない可能性があります

次の派遣会社に同じ仕事がない場合や、派遣会社を切り替えるタイミングで募集終了になる場合、次の派遣会社内で選考に落ちる場合などがあります。

契約の区切り(期間満了)で派遣会社を変える

派遣会社を変えるときは、契約の区切り(期間満了)で変えましょう

中には「早く次の派遣会社に移りたい」と思う方もいるかもしれませんが、派遣では契約期間中の中途解約は出来ません(やむを得ない場合を除きます)。
自己都合で中途解約すると、次の派遣会社にも印象が悪く伝わるため注意しましょう。

派遣先が同じなら3年ルールは継続してカウントされる

派遣会社を変えても派遣先が同じなら3年ルールは継続してカウントされる点に注意しましょう

派遣法の3年ルールでは、同じ派遣先での勤務期間は通算してカウントされます
「今の派遣先企業のままで、派遣会社を変えて働きたい」と考えている人は、派遣会社が変わったとしても、同じ派遣先の同じ部署では、通算3年までしか働けないことに注意しましょう。

参考記事:派遣法の3年ルールを解説

さいごに

今回は派遣会社を変えられるのか?その場合のメリット・デメリットは何か?を紹介しました。

派遣会社は変更できますが、それによりメリットとデメリットの両面があります。
派遣会社を変える際は良い面と悪い面を総合的に判断して、後悔しないようにすることが大事です。

派遣会社の選び方についてはこちらの記事にまとめています。
» 派遣会社の賢い選び方

派遣が初めての方はこちらの記事も参考にしてください。
» 初めての派遣ガイド

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